フランスの地方を旅する

イベントや美しいこの国の一角を、毎月お届けします。
多彩な地方と土地柄を通して、美食、文化遺産、伝統、祭典、工芸、ライフスタイルを兼ね備えた国フランス。
でももう、秘密めいたものではなくなるでしょう。
お好きなフランスの一角に関して、もっと情報がほしい!という方は、コメントをいただければ幸いです。
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今月はバスク地方
バスク地方
フランス南西部に位置するバスク地方は、海と山が共存する土地。
複数の言語と伝統が交差し、唯一無二のエリアを形成。それ自体がひとつの国とみなすことのできる、明確なアイデンティティを有しています。
この地の生活に、ブタの見本市などといった村祭りがアクセントとなっています。1462年から続く見本市では、毎年復活祭の週末に、街で最も優れたハムを選出するコンクールが開催されます。地域の生産者らが集い、街で営業されている複数のレストランにて加熱済みのハムをそのまま、あるいは付け合わせとともに試食する機会なのです。
さらに、エスプレット唐辛子組合が主催する唐辛子祭りや、もちろんバイヨンヌ祭りも注目すべきイベント。1932年に誕生したバイヨンヌ祭りは今日、世界で5番目に集客力のある会合となりました。7月末の5日5晩にわたり、赤と白の伝統衣装を身につけた「フェスタイレス(祭りの参加者)」が街を彩ります。
雌牛のレース、ダンス、歌、ブラスバンド、パレード、コンサート、子ども向けのゲームなど、あらゆる好みに対応しています!
住人らが世代を問わず、祭りの瞬間とバスク地方特有の和気あいあいとした雰囲気を堪能するために集う機会です。
ページ下にて、バスク地方の海と陸のビデオをご覧ください!
しかし、ビアリッツに触れることなく、バスク地方を語ることができるのでしょうか?
ビアリッツ:帝国都市
「ビアリッツよりも魅力的で素晴らしい場所を、私は知らない…」ヴィクトル・ユーゴ
ナポレオン3世とウジェニーはその時代、ビアリッツの街が発展するきっかけとなった人物。小さな漁師の町であった当時、この2人の指導者を中心に再編成され、新たな価値を自らに見出しました。いくつもの時代を経て街を築く上で、常に何も捨てることなく、最高のものを維持し続けたのです。こうしてビアリッツは無数の未来を想像しつつ、この上なく現在に根ざした街となり、こうした驚異的な先進性が街の特徴となりました。こうした過去。
「その時が来た… 地方の歴史、価値観、過去の遺産、文化、我々の明確なアイデンティティを成すすべてのものを忘れずに。」ビアリッツ観光案内所
穏やかな気候と、美しい沿岸に恵まれたビアリッツ。ゴルフ愛好家のためにグリーンが広がり、世界中のサーフィン狂いを巻き波で魅了します。カジノ、景勝、博物館、文化イベントが、一年を通して活気にあふれ、歓迎ムードの観光地へと仕立てています。
ナポレオン3世と皇后ウジェニーの邸宅オテル・デュ・パレは、海に面しているだけでなく、建築的なシンボルでもあり、街のグレードアップを象徴してもいます。
「ビアリッツは過去の指標と明日の影響が調和した街」
すなわち、ビアリッツはまず第一に歴史と文化の街なのです。十数件のアートギャラリーや、ファサードがエスプレット唐辛子に覆われた伝統的な家々、数多くの言語と伝統がそれを物語っています。
ビアリッツ:欧州で歴史的な背景をもつサーフィンの中心都市
最高のサーフィンスポットのひとつとして名高いビアリッツは今日、世界中のサーファーを惹きつけています。
この分野での尽力およびサーファーへの投資により、ビアリッツは
2015年
10月、仏サーフィン協会から
サーフィンの街ラベル 3つ星(星
3つによる配点)を授与されました。
海洋博物館が証言しているように、ボードレンタルショップの数、有名なサーフィンブランド(
Quicksilver、
Rip Curl、
Billabong)のブティックなど、ビアリッツではサーフィン文化が至る所に存在します。
加えて、ビアリッツに程近い
アングレの街には、「
小さなカリフォルニア 」というニックネームがついています。
4月から
11月まで、
18のサーフィンスクールで、初心者やある程度経験のあるサーファーが、数時間あるいは数日間のレッスンを受けることができます。
サーフィン愛好家にとって欠かすことのできない会合です。
ビアリッツにあるコート・デ・バスク海岸は上級者専用。サーフィンを極めていないと、巻き波と岩礁に対応できないためです。ビアリッツのグランド・プラージュ海岸と、ゲタリーにあるセニックス海岸は、ボディボードに最適なスポット。海での遠出や釣りがしたいなら?ダイビングを一度体験したい場合は?アンダイエにあるソコブル港には、複数の船やダイビングスクールがあります。
この地方のシンボル:バスク織り
個人の方からもプロの方からも、高い評価を受けているバスク織り。この地方のサヴォアフェールとアイデンティティを象徴しています。こうしてベレー帽やエスプレット唐辛子、オッソイラティチーズと同様に、バスク織りはバスク地方の特産品のひとつに名を連ねています。
ブティックだけでなくレストラン、もちろん製造工房で目にすることができる織物。見学できる製造工房も多く、その大半は「生きた文化遺産企業」ラベルを獲得しています。こうした製造工房は今日、バスク地方の観光に欠かせない役割を担っています。
ティサージュ・ムテ
ティサージュ・ムテはバスク地方とベアルヌ地方の織物産業で指標としての地位を確立しています。
1999年1月からカトリーヌ・ムテの提唱により、ティサージュ・ムテは100%地方産へのチャレンジを試みています。その目的は、卓越したサヴォアフェールをオルテズで維持すること。
有名なデザイナー、傑出した文化施設、星付きシェフなど、多くの人々がこうしたアプローチに賛同し、サポートするようになりました。
ムテにとって、それは新たな歴史の幕開け。そこで製造される織物は、地元住民同様、観光客をも魅了しています。
ティサージュ・ムテの製品を見るにはここをクリック!
バスク地方でハイキング
ハイキング好きで、64県(ピレネ=アトランティック県)にてバカンスを過ごしてみたいなら?ユリューニュ市の境界、ラ・リューヌ峰近くに位置するコル・ディバルダンキャンプ場から、バスク地方で最も美しいハイキングコースへアクセスできます!
大自然の中でのハイキングコース、湖付近の散策、ガイド付きハイキングコース、山頂までのトレッキングと長距離ハイキング。美しいこの地方では、これらすべてが可能です!
ラ・リューヌ
ハイキング好きで、滞在中にバスク地方で最も美しい景勝を見たいなら?ラ・リューヌ峰頂へ向かう小道のひとつを通ってみましょう。オレット市からはじまる小道は、経験豊富なハイキング愛好家だけでなく、歩く頻度が少ない方にも適しています。
距離:11.7 km
所要時間:3時間
難易度:中級
出発地:オレット
沿岸の小道
魅力的なこのハイキングコースでは、アンダイエとサン=ジャン=ド=リュズの間の断崖に沿って沿岸の小道が続きます。山と海に囲まれたバスク海岸の素晴らしい風景をご覧ください。標高差はあまりないため、小道はすべてのハイキング実践者に適し、魅力的な散策が楽しめます。
距離:15 km
所要時間:4時間
難易度:初級
出発地:サン=ジャン=ド=リュズ
オルザルテの吊り橋
非常に美しいカーブのコースが、滝と小川に恵まれた森へと導きます。バスク地方で大自然の中、バカンスを過ごすのに理想的。このコースが難しすぎると感じる方には(800 m以上の標高差)、吊り橋のところで引き返すことも可能です。
距離:12 km
所要時間:5時間
難易度:上級
出発地:ラロー、ロジバール民宿の駐車場
バスク地方の12自治体を通して見る、バスク地方の海と陸のビデオをご覧ください。
ビデオ作家ミスター・グによる、あたたかで人間味にあふれ、詩情豊かなビジョンです!制作:グンテル・ゲラエール;mister-gu.com
すなわち、バスク地方はフランス旅行の際に欠かせない観光地です!
バスク地方やビアリッツに関して、質問がございますか?バスク地方観光案内所のホームページへアクセスしてみてください。
KER DE FRANCEと旅行代理店LINK MUNDO VOYAGESでは、旅行の準備を喜んでお手伝いさせていただきます。
KER DE FRANCEスタッフ一同